書籍「自閉症の脳を読み解く どのように考え、感じているのか」の紹介ページです。
書籍の紹介(Amazonより)
これまで自閉症は、「行動の特徴」をもとに研究や療法が進められてきた。コミュニケーションがうまくとれない、ひとつのことに執着するといった、いわゆる問題行動に対処する手法だ。しかし、その行動の生物学的な「原因」を知ることができたら、自閉症に対するイメージや姿勢は一変するだろう。なぜ公共の場で適切な振る舞いができないのか、なぜ突然癇癪を起こすのか―すべての原因は脳の中にある。最新の脳画像研究、当事者たちによる自己報告、さらに著者自身の体験から、自閉症への科学的知見と深い洞察が導き出される。自閉症者として体感したことを、科学者として分析するという著者独自の手法で、自閉症の人の本質を新たにとらえなおし、その強みや思考パターンまで解き明かしていく。自閉症研究の粋を結集させた待望の書。
著者について
グランディン,テンプル
Ph.D.コロラド州立大学教授。動物学博士。自閉症の当事者であり、自閉症啓蒙活動において世界的に影響力のある学者のひとり。コロラド州フォートコリンズ在住
パネク,リチャード
サイエンスライター。科学書部門でグッゲンハイム奨励金を受ける。おもな著書にThe 4 Percent Universeなどがあり、16か国語に翻訳されている。ニューヨーク在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)