感覚過敏研究所・所長の 加藤 路瑛の著書『感覚過敏の僕が感じる世界』の紹介ページです。
書籍の紹介(amazonより)
この世は刺激が多すぎる。でも、あきらめない。
◆日本でも多くの人が悩んでいる感覚過敏
- 服は「痛い」
- 食べ物のにおいは「苦痛」
- 街はうるさすぎて「耐えられない」
- 白も黒も、まぶしい・暗いも「強すぎる」
こういった感覚の過敏さは、「わがまま」や「神経質」と見過ごされがち。けれど、これらは感覚過敏と呼ばれる症状です。
本書では、感覚過敏の人の感じ方について自身も幼い頃より感覚過敏に悩む16歳の現役高校生で、感覚過敏の困りごとを解決する会社やコミュニティを運営する著者が、丁寧に伝えます。
◆「感覚過敏」の人の感じ方がリアルにわかる
感覚過敏とは「五感(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)」が過敏すぎる症状。そのせいで「給食が食べられない」や「教室にいられない」「陽射しがつらい」「通勤できない」、最近では「マスクができない」など、日常生活に支障が出る場合も。また、子どものころに自覚することが多いものの、本人がそのつらさを説明するのが難しい場合もあります。
そこで本書は、子どものときのことも覚えていて、大人と同じ視点で語れる著者が、「感覚過敏に気づくまで」と 「感覚過敏に気づいてから現在まで」を思い出しながら、何に困っていたか、どう改善したか、試行錯誤しているか、なども語ります。
同じ出来事に対する著者のお母さんの解釈や考え、専門家(小川修史先生/兵庫教育大学准教授)の解説も掲載。「感覚過敏に悩んでいる人」にも「感覚過敏に悩む人を支えたい人」にも役立つ情報が満載です。
著者について
加藤 路瑛(かとう じえい)
2006年生まれ。16歳。株式会社クリスタルロード代表取締役社長。感覚過敏研究所所長。聴覚・嗅覚・味覚・触覚の感覚過敏があり、小学生時代は給食で食べられるものがなく、中学生になると教室の騒がしさに悩まされ中学2年生から不登校。その後、通信制高校へ進学。子どもが挑戦しやすい社会を目指して12歳で親子起業。子どもの起業支援事業を経て13歳で「感覚過敏研究所」を設立。感覚過敏の啓発、対策商品の企画・生産・販売、感覚過敏の研究に力を注ぐ。