感覚過敏の気持ちを主人公のタクと共に感じることができる『ぷるすあるは』さんの絵本。『ぷるすあるは』は、精神科の看護師、細尾ちあきさんと、医師で代表の北野陽子さんが、オリジナル絵本など心理教育ツールの制作・普及のため2012年に立ち上げた「プルスアルハ」を発展させる形で、2015年6月に設立したNPO法人です。精神障がいやこころの不調、発達凸凹を抱えた家庭や、さまざまな事情の中で、頑張っている子どもたちを、絵本やウェブサイトなどの情報コンテンツを通して応援しています。(サイトより引用)
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シリーズ「子どもの気持ちを知る絵本」は、不登校(1)や家庭不和(2)、発達のかたより(3)などの理由で、元気でいられなくなってしまった子どもたちの気持ちを描いています。絵本を通して読むことで、子どもたちとのかかわりのヒントを見つけられるよう構成しています。
【あらすじ】
発達の進み方は、早いところや遅いところ、得意なところや苦手なところが人によって違います。主人公タクは、その得意苦手の差がとても大きいところがあります。「発達凸凹」とこの絵本では表現しています。タクは教室での話し声や、給食のにおいがとても気になってしまい、みんなと同じように過ごすことができません。また、そのことをうまく言葉にできないので、お母さんや先生に怒られてしまいました。感覚の過敏からくる苦手に気づいた学童の先生が、お母さんに声をかけます。苦手があることに気がついたお母さんは、「大きな音」「服のチクチク」といったタクの苦手をいっしょに探検してくれました。