新型コロナウイルスの影響で外出にはマスクが必須アイテムになりましたが、感覚過敏の中でも触覚過敏があると、マスクをつけることが苦痛な場合があります。
マスクが肌に触れる部分が痛くて辛かったり、息苦しかったりして付けていられないのです。「それくらい我慢しろ」と思うかもしれませんが、中には堪え難い苦痛を感じる人もいますし、特に小さい子どもに我慢して付けさせるのは難しいかもしれません。
さまざまな理由でマスクがつけられない人がいることを感覚過敏研究所でも発信しており、少しずつ知っていただけている感触はございますが、社会全体として見ればマスクをしない人への風当たりは強今まです。
感覚過敏研究所では、マスクがつけられない理由を可視化し、周囲に伝えるマークやカードを作成しております。無料ダウンロードできるものと、シールや缶バッジとして販売しているものもあります。このページでは、無料ダウンロードしてご利用いただける「感覚過敏でマスクがつけられない方のための意思表示カード」を紹介します。
意思表示カードの使用方法・使用例
用紙をダウンロードして印刷し、ハサミで切ってネームホルダーなどに入れてご利用いただけます。

意思表示カードは6種類
マスクがつけられないと言うと「フェイスシールドをしろ!」と言われることもあり、7バージョン用意しました。合うものをご利用ください。
- マスクがつけられません
- マスクが苦手でです
- フェイスシールドがつけられません
- フェイスシールドが苦手です
- マスクやフェイスシールドがつけられません
- マスクやフェイスシールドが苦手です
- 理由があってマスクがつけられません

注意事項
- カードは無料でご利用可能ですが、商業利用不可、改変不可です。
- 著作権は感覚過敏研究所にあります。
- HPやSNSでの紹介も自由です。掲載の許可の問い合わせも不要ですが、感覚過敏研究所が作成したものであることはご記載ください。
- 感覚過敏マーク単体を印刷してご利用されることは禁止しております
感覚過敏でマスクやフェイスシールが苦手な人のための意思表示カードご利用者の声
カードをご利用くださった方の声を感覚過敏研究所で紹介しています。
さいごに
マスク社会になり、何かしらの理由でマスクがつけられない人にとっては、生きづらい世の中になってしまいました。マスクができないことで、学校や職場でも周囲から距離を取られたり、厳しい言葉を向けられたりすることもあるかもしれません。
感覚過敏研究所の意思表示カードが少しでもお役に立てたら嬉しいです。しかしながら、このカードの掲示によって、マスク着用の免罪符になることを当研究所では望んでおりません。このカードをきっかけに、みなさんの生活の中で、相談するきっかけや、コミュニケーションのきっかけになることを望んでいます。
また、現在は、マスクやフェイスシールドの着用が難しい人のために「せんすマスク®︎」を販売しております。飛沫防止の代替案としてご利用ください。

また、無料ダウンロード版ではなく、シールや缶バッジの形式で感覚過敏研究所で販売していますので、そちらもご利用ください。