感覚過敏研究所では、保護者の方がお子様の感覚過敏について学校に相談する時に使用できる「感覚過敏相談シート」を作成し、無料公開しています。シートをダウンロードして相談内容を自由に記入できるようになっています。
学校は感覚過敏があるお子さまにはつらい場所です
集団行動が多く、ルールも多い学校生活は、感覚過敏がある児童や生徒にはつらいシーンも少なくありません。例えば以下のようなことで我慢していたり、苦痛を抱えています。
・教室の照明が目に刺ささるように眩しい
・パソコンを使う授業は、パソコンの画面を見ていると頭痛がする
・授業中の私語、時計の音、隣の教室の音が気になって授業に集中できない
・休み時間の生徒の騒がしい声や音で頭が痛くなる
・給食当番の白衣の柔軟剤のニオイが強すぎて気持ち悪くなる
・給食の時間の食べ物のニオイがつらくて教室にいれない
・偏食があり給食はほとんど食べられない
・学校の制服が痛くて着用がきない
・マスクがつけられない
感覚過敏があると、このような不快感や痛みの中で学校生活を過ごしています。
学校に相談しても、目に見えない感覚の困りごとはなかなか理解されません。「気にしすぎではないか」「わがままなのではないか」と思われることも少なくありません。
また、「他の生徒の手前、特別待遇はできない」「ルールなので特例は出せない」などと、相談しても断られるケースもあるようです。
そこで、学校に感覚過敏のことを相談できるシートを作成しました!無料公開していますので、どなたでもご利用いただけます。
相談シートの効果
学校での個人面談などの際に学校側へお渡しする資料としてご利用ください。
シートの効果
・口頭で相談しても伝わりにくい状況を可視化しているため、相談がしやすい
・代表的な困りごとや対策が記載されているため、気軽に相談できる
・同じような悩みを持つ児童や生徒が少なくないことがシートが存在することで伝わる
・担任から学年主任や教頭、校長など状況や対策が伝わりやすい
・学校も対応しやすくなる
学校むけ感覚過敏相談シートの使い方
シートは6シートが1つのPDFファイルになっています。必要な箇所を印刷してご利用ください。
以下のような6枚のシートがPDFになっています


